研究会情報
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第5回静岡がんと生殖医療ネットワーク講演会 :2018
【日時】 平成30年11月10日(土曜日) 14:45〜17:45
【場所】 レイアップ御幸町ビル 5階会議室5C 〒420-0857 静岡市葵区御幸町11-8
【特別講演1】
乳癌診療ガイドライン2018年版のトピックス
聖隷浜松病院 乳腺科 小泉 圭先生
【ワークショップ】
各地域における妊孕性温存治療の現状と課題 座長 俵IVFクリニック 俵史子先生
乳がん患者の妊孕性温存治療における留意事項について SOFNET代表 望月修先生
当科におけるがん生殖医療の実状について 浜松医科大学 産婦人科 田村直顕先生
当院における乳癌患者の生殖医療の現状 俵IVFクリニック 山口和香佐先生
がん専門病院での妊孕性温存治療の取り組み ー現状と今後の展望ー 静岡県立静岡がんセンター乳腺外科 西村誠一郎先生
【詳細】 PDF(160KB)
【当番世話人】 浜松医科大学 小児科学講座 講師 藤澤泰子 先生
【共催】 静岡がんと生殖医療ネットワーク、中外製薬、富士製薬工業、日本化薬
第4回静岡がんと生殖医療ネットワーク講演会 :2017
第4回SOFNET講演会を振り返って

開会の挨拶では、ソフネット代表の望月修先生により、2016年1月から12月までの1年間のソフネット生殖医療連携施設の診療実績調査の集計結果を紹介いただきました。妊孕性温存について相談を受けた女性患者28名中17名(約60%)が乳がん患者で昨年の報告と同じ傾向でした。今回から男性患者についても調査し、精子凍結保存を行なった男性患者は27名でした。今後はがんサバイバーについても検討したいと考えます。
特別講演:大阪大学大学院医学系研究科・小児科学講師 三善陽子先生

続いて特別講演では、大阪大学大学院医学系研究科・小児科学講師の三善陽子先生に「小児・若年がん患者の妊孕性支援のための生殖医療ネットワーク構築」(座長:浜松医科大学小児科学講座講師の藤澤泰子先生)、順天堂大学医学部・小児科学講座客員教授の恒松由記子先生に「小児がんを中心とした遺伝性がんUp to date-特に子どものがんも大人のがんも遺伝するLi-Fraumeni症候群について-」ご講演いただきました。
三善先生は本邦の小児・若年がんサバイバーと妊孕性に関する研究の代表として本領域を牽引されておられ、ご講演では、直面する様々な問題点と改善策、今後の展望について分かりやすくお話いただきました。小児・若年がん患者と生殖医療を取り巻く問題点として、施設内の腫瘍・内分泌・生殖・周産期などの専門家の不在、診療録や情報の途絶、施設間の医療格差、医療費助成制度、多職種による支援体制などの体制の問題に加えて、がんと不妊に関する本人への説明不足、長期フォローアップからの欠落、妊孕性温存療法や不妊治療の精神的・肉体的・経済的負担、妊娠及び分娩時の母児の健康問題などの小児・若年であることによる問題があることを、我々は認識として共有する必要があることを学びました。
特別講演:順天堂大学医学部 小児科学講座 客員教授 恒松由記子 先生

第4回SOFNET講演会の結びとして

末筆ながら、共催の中外製薬、富士製薬工業、日本化薬様に心より感謝申し上げます。
文責:ソフネット幹事 田村直顕。
第3回静岡がんと生殖医療ネットワーク講演会 :2016
第3回SOFNET講演会を振り返って

特別講演:秋田大学大学院医学系研究科 奈良美保先生

特別講演:岐阜大学成育医療・女性科 古井辰郎先生

第3回SOFNET講演会の結びとして
閉会にあたり、当番世話人の静岡がんセンター・乳腺センター長の高橋かおる先生よりご挨拶をいただきました。高橋先生はソフネット発足当初から本会の発展にご尽力いただいており、診療科や職域の垣根を超えてOncofertilityについて最新の情報を共有し話し合う機会があることの大切さについてお話しいただきました。 末筆ながら、共催の持田製薬株式会社、フェリング・ファーマ株式会社様に心より感謝申し上げます。 文責:ソフネット幹事 田村直顕
第2回 静岡がんと生殖医療ネットワーク講演会
【日時】 平成27年10月17日(土曜日) 14:30 〜 17:30
【場所】 静岡県職員会館「もくせい会館」 第1会議室
【症例報告1】 『乳がん患者の胚凍結について』 俵IVFクリニック 俵史子先生
【症例報告2】 『大腸がんの卵子凍結例について』 聖隷三方原病院 千田裕美子先生
【特別講演1】 『大腸がん治療 〜化学療法の役割〜』 静岡県立総合病院 腫瘍内科 主任医長 多久佳成先生
【特別講演2】『乳がん患者の妊孕性保持 State of Artと今後』 国立がん研究センター中央病院 乳腺・腫瘍内科外来医長 清水千佳子先生
【詳細】 PDF(132 KB)
第2回静岡がんと生殖医療ネットワーク(SOFNET)講演会を振り返って
第1回SOFNET設立記念講演会に続いて、2015年10月17日(土曜日)に静岡県職員会館「もくせい会館」にて第2回SOFNET講演会を開催させていただきました。 今回は、俵IVFクリニック院長の俵史子先生に「乳がん患者の胚凍結について」、聖隷三方原病院の千田裕美子先生に「大腸がん患者の卵子凍結例について」、それぞれ日常診療にて経験された症例をもとにご発表いただきました。俵先生は、がんと生殖医療の対象となる主要な疾患である乳がん症例を多数診療されており、排卵誘発の工夫や紹介施設との連携についてご発表いただきました。千田先生には、大腸がん患者に対して行った生殖補助医療についての貴重な経験症例についてご紹介いただきました。
特別講演として、静岡県立総合病院腫瘍内科の多久佳成先生に「大腸がん治療〜化学療法の役割〜」、国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科の清水千佳子先生に「乳がん患者の妊孕性保持 State of Artと今後」と題し、大腸がん、乳がんに関する最新のトピックスと生殖・周産期医療との関わりについてご講演いただきました。
特別講演:静岡県立総合病院腫瘍内科 多久佳成先生

特別講演:国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科 清水千佳子先生

文責:SOFNET幹事 田村直顕
第1回 静岡がんと生殖医療ネットワーク設立記念講演会
【日時】 平成27年4月23日(木曜日) 19:00 〜 20:30
【場所】 アクトシティホテル浜松 2階 コングレスセンター21会議室
【特別講演】 『がん・生殖医療の実践〜地域で完結するネットワーク構築の必要性について』
聖マリアンナ医科大学 教授 鈴木 直先生
【詳細】 PDF(132 KB)
第1回静岡がんと生殖医療ネットワーク(SOFNET)設立記念講演会を振り返って

特定非営利活動法人日本がん・生殖医療研究会(JSFP)の理事長である鈴木直先生(聖マリアンナ医科大学産婦人科教授)に「がん・生殖医療の実践〜地域で完結するネットワーク構築の必要性について」ご講演頂きました。鈴木先生には、最新のエビデンスに基づくOncofertilityの現状と今後の展望について非常に明解にお話いただきました。中でも本領域の情報と技術の目まぐるしい変遷とその進歩の速さに驚かされました。
講演会には約60名の医療関係者にご参加頂き、産婦人科以外のがん治療医からも活発な質疑が多く寄せられ、キックオフにふさわしい有意義でメモリアルな講演会となりました。ご講演頂きました鈴木直先生、共催の持田製薬、フェリング・ファーマ様に心より感謝申し上げます
文責:SOFNET幹事 田村直顕