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SOFNET(ソフネット)について

SOFNETとは

「静岡がんと生殖医療ネットワーク(Shizuoka OncoFertility Network:SOFNET)」の略称です。

ソフネット設立の経緯

がん治療の進歩により、がんを乗り越えた若年がん患者さんが増加しています。その反面で、手術、化学療法、放射線治療などによって生殖内分泌機能が低下し、将来的に子供を望めなくなる問題が浮かび上がっています。

これまで静岡県では、このような患者さんに対して、その都度がん治療施設と生殖医療機関が個々に連携して精子、卵子および胚凍結などの対応を実施してきました。しかし、県内のがん治療医や生殖治療医から、より迅速かつ円滑な連携・対応を要望する声が上がり、それに応える形で平成27年1月に県内に開かれた「がんと生殖医療のネットワーク」として本会を設立しました。

現在、全国規模で特別非営利活動法人の日本がん・生殖医療学会が発足し、さらに地域内でスムーズに医療を提供できるように、各都道府県でがん生殖ネットワークが設立されつつあります。ソフネットは岐阜県のネットワークに次ぎ全国で2番目に設立され、日本がん・生殖医療学会のホームページでも紹介されています。

今この瞬間にも、生殖医療のサポートを希望する若年がん患者さんが生まれています。がん治療施設をはじめ、一般の方や若年がん患者さんとその家族の皆様には、いち早くソフネットを知っていただき、ご利用していただきたく存じます。

ソフネットの目的

ソフネットは、静岡県内におけるがん治療と生殖医療の従事者が、互いに連携してがん患者さんやがんサバイバーに対し、妊孕性温存や妊娠・出産に関する正しい情報提供をするためのネットワークを構築し、知識・情報の交換および医療の進歩に寄与することを目的としています。

想定されるケース・予想される効果など

  • 化学療法や放射線治療により生殖機能の低下が予想される患者さんが、将来の妊孕性温存についての情報や精子、卵子または胚凍結などの医療を希望された場合、がん治療施設と生殖医療施設が、治療開始までの限られた期間に、速やかに連携して対応することが可能になる。
  • がん治療施設と患者さんの住所が県内で離れている場合、ネットワーク内の最寄りの生殖医療施設と連携することで、卵巣刺激・採卵による頻回の受診や生殖機能の長期フォローアップをスムーズに行うことが可能になる。
  • 連携の生殖医療施設は、止むを得ない理由や重篤な合併症で対応できない場合などに、ネットワーク内で迅速に連携、紹介し合うことで互いに協力することが可能になる。
  • 連携の生殖医療施設はネットワーク内で患者さんの凍結精子、卵子および胚を将来の閉院などに際し、お互いの協力施設へ移設することが可能になる。 などの効果が予想されます。

などの効果が予想されます。

是非、患者さんはもとより、一般の方を含め多くの市民の方にご参加いただければ幸いです。ソフネットのホームページ上にも概要をアップ致しますのでご覧ください。

体系図とその説明

1. がん患者、家族とがん治療担当医による妊孕性温存の確認と生殖医療施設の情報提供

2. 生殖医療施設へ妊孕性温存希望者の情報とその後の適切な連携

3. 生殖医療施設間の連携と協力

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